セクハラの判断は難しい!受けた人の感じ方次第・・・

こんにちは。福岡市西区の元SE×社会保険労務士の吉田です。

最近、パワハラやモラハラ、ソーハラなどの言葉が台頭し、あまり「セクハラ」という言葉を聞かなくなりました。

しかし、セクハラはどこでも起こる問題です。問題が発覚していないだけかもしれません。

表面化しトラブルになってからでは手遅れです。そのためには事前の対策が必要です。

事前の対策を考えトラブルを未然に防ぐセクハラ防止のポイントを解説していきます。

セクハラとは

今更ですが、セクハラとは・・・

 性的な嫌がらせ のことです。
男性、女性に関係なく行われ、主に男性から女性に行われるものが多いです。

大きく「対価型セクハラ」「環境型セクハラ」に分けられます。

対価型セクハラとは

立場や上下関係を利用して、下位にある者に対する言動を強要するもので、

  • 性的な要求を受け入れれば高評価を与える、昇進させる
  • 言うことを聞かないなら辞めてもらう、異動させる

など、 性的な強要を行い、拒否した場合に不利益を与える 行為を指します。

環境型セクハラとは

性的な言動を繰り返すことで、働く職場の環境を悪化させる行為を指します。

  • 女性へのお酌の強要
  • 結婚や出産のことをしつこく尋ねる

などの行為がこれにあたります。

対価型セクハラは減少傾向

セクハラに対する認知度が上がり、 やっていはいけない行為として認知 され、

また、企業イメージの低下や従業員の流出などにつながることから、企業としても対策をとるようになってきたことから、明らかに相手に不利益を与える対価型セクハラは減少してきました。

 

しかし、環境型セクハラはまだまだ減っていないようです。

「これぐらいはいいだろう」、「ついコミュニケーションのつもりで言ってしまう」など、加害意識が少ないのが環境型セクハラのようです。

 セクハラの認知度の高まりにより、被害者の権利者意識が高まり いつの間にか訴訟問題にまで発展するケースも少なくないようです。

 

セクハラは受けた人の感じ方次第

パワハラは、その行為の意図が嫌がらせかどうかで判断できます。

パワハラの具体例を解説!社員教育は必須!

2017.05.15
 セクハラは、パワハラと違い受けた人が嫌だと感じるかどうか で決まります。

 

一番気をつけないとイケないのは・・・

同じ行為でも、受けた人の感じ方によって違うということ

何か、釈然としないですよね・・・

さらにスッキリしないのは、

昨日までOKだった行為が、今日からはNGになることがある・・・

 

もう、武士のように淡々と黙々と仕事をした方がいいかもしれません。。

ただ、組織として仕事を行っている以上、コミュニケーションは重要です!

 

一番は、 相手のことを考え性的な言動を止めること です。

自分が冗談だと思いっていても、相手は深く傷ついていることがあります。

セクハラ防止のために

上記のように、 悪気が無くても問題に発展してしまうのがハラスメント であるため、企業は対策を取る必要があります。

次の対策は必ず取るようにして下さい!

  1. 従業員へのハラスメント研修の実施
  2. 「ハラスメントは絶対に許さない」というトップからのメッセージの発信
  3. 相談窓口の設置
  4. プライバシーの保護
  5. 事実の確認
  6. 行為者の厳正な対応とその周知

最後に

警察の忘年会でも女性職員に対してコスプレを強要する事例があったりとセクハラに対する考え、人間としてのモラルがまだまだ低いことは言うまでもありません。

セクハラなどのハラスメントが普通に発生している職場は、事業が成長するとは考えられませんし、

全くクリーンでハラスメントが起きそうもない職場であっても、従業員教育をしていないばかりに、突然ハラスメントが表面化し、問題に発展することが考えられます。

リスク低減の一つとして、教育に力をいれてみてはいかがですか?

 

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