個人事業主、中小企業の経営者、総務担当者等が助成金について興味を持たれたということは、事業を拡大し、従業員との関係も良くなるキッカケ、第一歩だと考えます。
しかし・・・
助成金って、分かりにくい
助成金って、どうやったらもらえるの
助成金って、書類の作成が面倒くさい
助成金って、受給できるまでに時間がかかる
などなど、このように感じている方も多いようです。
そう、実際にその通りです!
私たち助成金のプロ、社会保険労務士でも分からないことが多いのです。
しかし、楽に手続きをする方法もあります。
無料で色々と親切に教えてもらえる方法もあります。
まずは、以下に示す3つのことを参考に実際にやってみてください。
目次
助成金について理解しよう
助成金とは
助成金とは、融資とは異なり、 返済の必要がない資金 を指します。
私たち社会保険労務士がご案内できるのは、厚生労働省が実施する雇用関係の助成金になります。
雇用関係の助成金とは・・・例えば
- 新たに雇用を行った
- 障害者の雇用を行った
- 職業能力の向上や処遇、雇用環境の改善を図った
- 仕事と家庭の両立支援を行った
- 仕事と生活の調和を図った
- 賃金を引き上げた
などなど、従業員(雇用)に関連した事を実施すると受給できるケースがあるようです。
上記のように簡単に例をあげましたが・・・
実際は細かな要件があったり、支給対象もすごく範囲が狭いので、あなたの会社が受給できるかはすごく判断が難しいのも事実です。
さらに、政府の施策、予算の関係で助成金が廃止になったり、新たな助成金が創設されたり、常に変化しているのも事実です。
助成金セミナーや無料相談を活用しよう
厚生労働省が実施する助成金制度について、少し理解が深まったかと思います。
それでは、次のステップとして助成金の内容、大まかな概要を学びましょう。
助成金の内容を知る方法としては、いろいろありますが、助成金セミナーや無料相談を活用するのが一番かと考えます。
ただ、「助成金セミナー」って色々開催されているようですが、
- 有料で結構高額であったり
- 無料だけど何か別の意図があったり
- 都市部でしか開催されていなかったり
など、少し身構えてしまったり、参加したくても参加出来ない事が多いのではないでしょうか?
そこで
労働局やハローワークが開催しているセミナーや無料相談を活用する
方法があります。
これは、私たち助成金のプロである社会保険労務士も実際に行っていることです。
まずは、お近くの労働局やハローワークに確認してみて下さい。
福岡労働局 福岡助成金センター
福岡であれば、福岡助成金センターで無料相談が可能です。
さらに、定期的に助成金セミナーも開催しているようなので、参加してみて下さい。
平日でもかなり混み合っていますので、電話で事前に予約されることをオススメします。
北九州雇用調整助成金臨時窓口
博多まで行くのが大変という方には、北九州にも臨時の窓口あります。
申請もこの窓口で可能のようです。
受給までの計画をたてよう
さぁ、助成金の無料セミナーに参加し、だいたいの要件が理解できたら、助成金を受給するための計画が必要になります。
- 就業規則を改定する時期が少し早くて、不支給
- パートスタッフを正社員に登用する時期が計画通りではなく、不支給
などのように、助成金受給の要件から外れてしまうと、不支給になることがあるので注意が必要です。
せっかく、制度を導入したり、雇用環境や処遇を改善し、助成金を受給できるチャンスがあっても計画がズレると受給できなくなるので、 計画作成は重要 です。
もし分からなくなったら、再度お近くの労働局、ハローワークに問い合わせましょう!
計画を作成すると、
- いつまでに何をしないといけないのか
- どんな書類が必要なのか
- 会社が繁忙期だから、実施するのは○月にしよう
など、助成金受給の大枠が見えてきます。
助成金受給の流れや手順
助成金が活用できるかな??
と感じてから実際に助成金受給までの流れは次のようになります。
- 社内で制度の導入や雇用関係の改善を考えたら
- 労働局で該当する助成金がないか確認する
- 該当する助成金があれば・・・
- 再度労働局で細かな要件、分からない事などを質問する
- 必要な書類を作成する
- 実際に、1の制度や改善を実施
- 助成金支給申請の提出
④と⑤を繰り返して、精度の高い書類作成へとつなげれば、必然的に助成金受給へとつながります!
しかし、②については的確なアドバイスがもらえるかは分かりません。
助成金は幅が広く、種類も多いため、助成金の種類ごとに労働局の担当者も分かれている可能性があるのです。 自分の助成金の事しか分からない、答えられないということもあるので、注意が必要です。助成金受給までの長い道のり
助成金の概要と受給までの流れを解説してきましたが、助成金を会社独自で申請し受給することの大変さ、困難さは、次の通りだと考えます。
- 助成金の内容や要件に変更があるので、情報収集が大変
- 助成金の種類が多く、該当する助成金があるのか判断が困難
- マッチする助成金があっても、少し要件に合わず受給ができない
- 申請のための書類作成が煩雑で大変
- 計画書の提出や制度の導入、申請書の提出など各締め日あり、本業以外の部分での労力が大変
すべての助成金が上記のような大変さ、困難さを持っているわけではありませんが、一般的にこのような内容だと考えています。
社会保険労務士の活用について
厚生労働省の助成金の支給申請を会社に変わって代行できるのは、 社会保険労務士だけ なのです。
社会保険労務士を活用すると、
- 社内で導入を考えている制度や改善について、該当する助成金の的確なアドバイスがもらえる
- 煩雑な書類作成もほとんど代行してくれる
- 助成金受給までほぼ丸投げなので、本業に集中できる
など、前段で上げた助成金申請を独自で行う大変さ困難さを解決できるのです。
もうすでに社会保険労務士と顧問契約を締結されている会社様については、
社内で制度の導入や雇用関係の改善を考えたら、まずは社会保険労務士に相談しましょう!
助成金についての的確なアドバイスが貰えます。
まだ、社会保険労務士と顧問契約を締結していない会社様につては、
お近くの、信頼できそうな社会保険労務士に相談することをオススメします!
助成金を得意とし、信頼できそうな社会保険労務士に相談することをオススメします
まとめ
助成金について興味を持たれたら、
- 助成金について理解し
- 助成金セミナーや無料相談を活用し
- 助成金受給までの計画を作ってみる
この①から③までを行い、検討されてから受給できそうであればGO!です。
あとは、無料相談などを活用しながら細かな要件を詰めます。
でも、独自で出来る自身がないなぁと思われた会社様は、社会保険労務士の活用をオススメします。
最新の情報をもとにお手続き下さい。
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