目標を掲げるのは簡単だが、達成するには目的が必要

こんにちは。福岡市西区の元SE×社会保険労務士の吉田です。

私は、社会保険労務士事務所を立ち上げる前に10ヵ年計画を立てました。

しかしこれだけでは、いわゆる目標に過ぎません。

 

10ヵ年計画の各段階では、勿論従業員の雇用という計画を立てています。

が、従業員を雇用した時にこの計画を提示して

さぁ、みんなで目標に向かって頑張ろう!

と先頭を切っても、誰が付いて来るでしょうか!?

 

今回は、私が考えた10年計画の目標の立て方と流れについて書きたいと思います。

士業で開業しようと考えられている先生の参考になれば幸いです。

 

目標と目的の関係

例えば、

1年後の売上を1,000万円

3年後の売上を2,000万円

5年後の売上を3,000万円

と決めたとします。

 

多分、個人事業主で従業員がいないのであれば、この目標の立て方であっても、問題ないと思います。

なぜなら、この目標を達成することで自分自身に全てが返ってくるから。

 

なので、開業時、個人事業主で従業員がいない段階での目標は、比較的簡単に立てられることと思います。

 

しかし、従業員を雇用しており、従業員とともに目標を達成するには、

なぜこの目標を達成する必要があるのかを示す、根拠(目的)が必要になります。

 

勿論、賃金を支払っているので目標に向かって働くのは当たり前と考えられることも出来ますが、

 より一層の高みを目指し、従業員自ら行動を取れるような組織風土を醸成するには、やはりそれなりの目的が必要 だと思います。

 

経営理念やビジョンが重要

個人事業主で事業を開始し、従業員を一人、二人と増やしていく。

従業員が10人ぐらいまでであれば、カリスマ性のある経営者が引っ張れば、従業員は付いてくるかもしれません。

従業員の数が多くなるに従って、帰属意識が薄れ、ただ単なる労使の関係に落ち着いてしまうような気がします。

 

そうなる前に、 納得感が高く、従業員に落ちやすい経営理念やビジョンが重要 になるのではないでしょうか。

もちろん、経営理念やビジョンを作るだけではダメで、しっかり従業員に落とし込む、理解させる組織風土を醸成する必要があります。

 

この理念やビジョンが輝いている間は、それが目的となって、目標に向かって従業員自ら行動できるのではないでしょうか。

リーダーの養成が不可欠

従業員が10人を超えてくると、経営者一人ではマネージメントが難しくなると書きました。

ではどうすればいいか・・・

経営者の代わりになる人材をもう一人準備すると、従業員が20人になっても組織風土を維持できます。

 

なので、従業員が10人を超えるまでの間に、経営者の代わりを務められるリーダーの育成が必要になるのです。

まとめ

私は、この10ヵ年計画を立てる中で、ビジョンと採用計画まで立てています。

あくまで計画ですので、方向修正は行いますが、この計画が私のモチベーションとなっているのは事実です。

 

開業前の最初の計画の段階で、立派な経営理念やビジョンまで作る必要はないかもしれません。

従業員を雇うことが決まったら、絶対作ったほうがいいかと思います。

また、立派な経営理念やビジョンがあったほうが、それに共感し優秀な人材を採用できる可能性も高まります。

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